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■ 奈瀬家について
奈瀬家は澄奈市の創設期から市の発展に深く関わってきた旧家です。明治時代には私財を投じて道路・橋梁・学校の整備に尽力し、「澄奈市の恩人」として現在も市民の記憶に刻まれています。
一族の家訓は「記録すること、保存すること、伝えること」とされており、その精神は奈瀬文庫の設立、そして澄奈市立保存図書館の創設へと受け継がれました。
■ 図書館への貢献
奈瀬家は百年以上にわたり、本館の運営を財政的・人的に支えてきました。主な貢献は以下の通りです。
| ・蔵書の継続的な寄贈(累計推定 ██,000冊以上) |
| ・館舎建設・増築のための土地および資金の提供 |
| ・郷土史料・古文書類の一括寄贈と保存委託 |
| ・地下書庫設置費用の全額負担 |
| ・「特別保存資料」の管理・維持に関する継続的な指導 |
■ 特別保存資料について
奈瀬家が寄贈した資料の中には、市内の歴史的記録・戸籍に準じる文書・行政との往復文書など、公的な価値を持つものが多数含まれています。これらは「特別保存資料」として地下書庫に収蔵され、専任の司書が管理にあたっておりました。
特別保存資料の一部は、資料の性質および奈瀬家との協定に基づき、一般公開を制限しております。閲覧をご希望の方は、澄奈市教育委員会を通じてお手続きいただく必要がありました。
※閉館に伴い、特別保存資料の閲覧申請は現在受け付けておりません。
※資料の移管先については、現在確認中です。
■ 奈瀬家の断絶と閉館
平成二十七年、奈瀬家最後の当主・奈瀬 健太郎氏が逝去されました。後継者はなく、百年以上続いた奈瀬家は事実上の断絶を迎えました。
奈瀬家の支援なくしては本館の運営が困難であることは、以前より館内でも認識されておりました。市の財政状況と合わせ、閉館はある意味において、避けられない結末でありました。
奈瀬家が一族の記録のために設けた場所は、こうして静かに幕を閉じました。
[ 本項の記述は館長・奈瀬統一郎の監修のもと作成されました / 2021.02.28 ]
→ 奈瀬家について(詳細ページ)
→ 奈瀬家寄贈資料アーカイブ
→ 地下書庫について
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